料理がめんどくさい

コラム

子どもが生まれてから料理をする回数がグッと増えました。特に我が家は、前夫が自然素材や手作りを主張してきましたので、子どものための料理(離乳食やおやつ)にもかなり手をかけていました。

私としては、料理はもともと好きだったわけではありません。今でもあまり好きではないし、得意ではありません。料理はとにかく、野菜の皮をむいたり、細かく切ったり、片づけたり、全部めんどくさいと思ってしまいます。
でも、料理も片付けもその「めんどくさい」を払しょくするために「時短」が流行っていますよね。手間暇を極力減らして行うことができるアイデアがあふれています。

私流、料理の手間暇を減らす術は、

・根菜類の皮は剥かない(キレイに洗ってそのまま食す!)
・電子レンジでできる調理はレンジ任せ
・新しいレシピはめったに開発しない
・同じ野菜の組み合わせでも味付けだけ変えてみる
・メインはフライパン1つでできる料理
・漬け込みが必要な味付けはめったにしない

幸運なことに、我が子たちは食事に対してあまりこだわりがありませんし、偏食もありません(離乳食を頑張ったかいがありました!)。ですので、我が家の夕食はいつもざっくりした大皿料理がメイン。
これからの季節は根菜類が美味しくなり、特に北海道・十勝に住んでいるからにはじゃがいもは欠かせません。

Whole Food(ホールフード、大地をまるごといただく)という考え方は知っていますか?
もともとアメリカ原住民が発祥だそうで、食べ物はすべて大地からの贈り物。皮も、根も、葉も、食べられる部分は全て食べて、大地の恵みに感謝しながら、大地から与えられた栄養素を吸収するのだそうです。

だから、じゃがいもは、皮はむかずにそのまま調理。
・ゆでる
・煮る
・焼く
・揚げる
調理工程なんでもOKな、万能野菜です。

先日も近所の公園で”大収穫祭”と謳われたマーケットが開かれていたので、地元の高校生が育てたじゃがいもを購入してきました。皮ごとゆでてジャガバタにしようと、子どもたちと相談しました。
ちなみに、この「ゆでる」工程は恐らくレンジ任せになるでしょう。

子どものお世話があり、夜もゆっくり眠れず、家事もして(さらにお仕事がある方も)、お母さんは本当に毎日大変です。料理だって毎日丁寧にはやってらんない!と思うことがあって当然です。

毎日やらなくて大丈夫。
丁寧にやらなくて大丈夫。
色んなメニューを考えなくて大丈夫。

めんどくさかったら、めんどくさいと感じる部分をすっとばして、出来上がりがちゃんと食べられれば良いのです。
料理の全部をすっとばしたかったら、買ってきたものを食べるのもアリです。
チルド品や惣菜をよく利用しているお母さんもいます。

料理するためにイライラして、子どもに当たってしまったりしては、本末転倒。イライラするくらいならやらなくて良いのです。

料理はめんどくさいけど、食べない訳にはいきませんよね。
ですので無理はせず、上手に切り抜けて、自分に合う手抜き方法を見つけましょう。