自分の体調が悪いのに、子どもの世話をしなければならない…ママができる対策とは?

笑顔のママへ

以前のブログでは、子育てに不安を感じているママは、産後のアンケート調査で9割以上に上るとご紹介しました。【→ブログ「10人に1人がかかる病…ほとんどのママが気づかない体と心の辛さの正体とは?」

別のアンケート調査で、「子育てをしていてママが最も辛いのは、どんな時か?」という問いがありました。
これに対し、「自分の体調が悪いにも関わらず、子どものお世話をしなければならない時」という回答が3割以上を占めたという調査結果があります。

*参照:東京すくすく×婦人之社アンケート2023年

子育てに休みはありません。

発熱や頭痛などの症状があっても、
・赤ちゃんの授乳やおむつ替えなど、日々のお世話
・子どもの幼稚園の送り迎え
・子どもの食事の準備
など…やることは尽きません。

しかもママの体の具合が悪い時には、いつもは何てことないことも10倍くらい辛く感じてしまいますよね。

そんな時、ママはどうしたら良いのでしょうか?
ママの体調が悪いときの乗り切り方、体験談も交えながらご紹介します。

誰かを頼ろう!

まずは、頼れる人が近くにいたら迷わず頼りましょう!
無理をして動きまわって、体調が悪化したら元も子もありません。

助けてくれる人に「助けて」と伝え、ママは安静にして早期回復を目指しましょう。

パパ

1番は、やはり、パパです。
仕事で丸1日のお休みが取れなくても、半日休んでもらう、残業なしでまっすぐに帰ってきてもらう、など、できる範囲で協力をお願いしましょう。ママの体調が悪い時には家族で乗り切ることが不可欠です。できるだけ家族のことを優先してもらえるように伝えることが大切です。

ママたちの体験談でも、具合が悪かった時に1番頼りにしたのはやはりパパが圧倒的に多かったです。

「私が回復するまでは残業なしで帰ってきてくれてました。忙しかったと思いますが、文句も言わずに洗濯や子どもの食事やお風呂などのお世話も、全部してくれてました。」(東京在住、1歳女の子ママ)

「具合が悪すぎて昼頃に旦那に電話をしたら、すぐに帰ってきてくれました。その日は晩ご飯の準備や部屋の片づけなど、いろいろとやってくれてました。朝も心配してくれてましたが仕事は休めないと言い、子どもを幼稚園に送るまではやってくれました。」(東京在住、4歳、2歳、0歳兄弟ママ)

ママ友

パパが遠方だったり、シングルで子育てをされている方は、親族やママ友など、子どもを預かってもらったり、家のことを手伝ってくれるようにお願いしてみましょう。

ママたちの体験談の中には、「お互い様」という考え方のもと、同じマンション内で子どもの習い事の送迎をお願いしていたという声もありました(神奈川在住、8歳、5歳兄弟ママ)。

私の体験ですが、子どもたちが3歳と1歳だったときに3人目の子どものつわりがひどく、幼稚園の送り迎えも辛かった時期がありました。その時、助けてくれたのが近所のママ友さんたちでした。

同じ幼稚園だった彼女たちは、我が家の買い物や子どものお弁当作りを代行してくれました。つわりで食べ物の匂いがダメだったこともあり、買い物も料理も地獄のような辛さだったので、彼女たちには今でも感謝しかなく、本当に助かったことを覚えています。

保育園の一時保育、ファミサポ、ベビーシッター

頼れるようなママ友や親族が近くにいない場合には、お住いの地区で行われている保育園の一時保育やファミリーサポート、シッターサービスを利用すると良いでしょう。

もし保育園の一時利用などの手続きをされているようでしたら、緊急一時保育に申し込むこともできます。緊急一時保育は保護者の体調が悪く、一時的に家庭での保育が困難な場合に利用できる制度で、利用料も割安です。ただし、保育園の利用には所定用紙での申請や、事前に保育園に足を運ぶ必要があるなど、具合が悪い中での手続きが難しい場合もあります。

体調によって外出が難しい場合には、ファミリーサポートやシッターサービスを検討してみることをお勧めします。これらのサービスの場合、自宅まで担当者が面会に来てくれることがほとんどで、外出する必要がありません。また、利用の予約なども全て電話やインターネット上で行うことができます。

出身地(家族)から離れた地に住んでいたり、パパの仕事が忙しくて急には頼ることが難しいことが分かっている場合には、子どもが生まれたら予めこれらのサービスに登録しておくと良いですね。

そうすることで、万が一の場合にはすぐに利用することができますので、ママの負担が減り、体調回復に専念することができます。

自分ができなときには誰かにお願いすることも、子どもを育てていく上では必要なスキルです。
頼ることは悪いことではありません
頼れる人が傍にいてくれることに感謝し、自分ができない時にはちゃんと頼って、1人で無理をしすぎないようにしていきましょうね😊

自分で乗り切る術を知る

ママたちの体験談で多かったのは、「頼みにくい」という意見。
頼みづらい、頼める人がいない、など、体調が悪くても1人で頑張ってしまうママの意見が目立ちました。

以前私が働いていた保育園では、

「私の体調が悪くて起きるのも辛かったので、子どもの食事は作り置きを冷凍していたものを温めて食べさせました。お風呂はできなかったので、体だけ拭いてます。帰りのお迎えは体調によって時間が変わるかもしれません。」(東京在住、1歳女の子ママ)

そう言ってお子さんを保育園に送ってこられたママがいらっしゃいました。

ご自分の体が辛い中、お子さんの食事を介助し、お風呂はできなくても体を清潔に保ち、着替えやおむつ替えをし、朝に保育園まで送ってこられた…ママの頑張りに言葉が出ませんでした。

このママのように、自分で頑張ってしまうママが他にもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

このことがあって、その保育園の保護者会で「ママが体調不良のとき、どうしていますか?」というお題でおしゃべり会をしたことがあります。ママ同士で体験談を話し、情報交換をして交流を深めて頂こうという趣旨でした。

この時のママたちのお話しから、たくさんの対策が聞かれました。

*食事は作り置きを冷凍しておく
*レトルトや冷凍総菜をストックしておく
*具合が少しでも悪くなった時には、早めに薬を飲んだり、昼寝などで横になって休む(悪化させないように)
*予定はぎっしり詰め込まず、余裕をもって動けるようなスケジュールにし、もしもの時にもキャンセルが多くならないようにしている
*子どもが1人で遊べるパズルや仕掛け絵本、また1人で静かに観ていられるDVDなどを置いている

ママの体調が悪い時には、いつものように全ての家事や子どもの世話をすることはできません。
いつものようにやる必要もありません。

子どもの相手ができなくても、こんな時は1人で過ごしてもらうのもOKです。
パズルやDVDなどは1人で集中して過ごせるアイテムですので、うまく活用して、その時間はママは休むことを考えましょう。

こんなときは、「まあ、いっか」の考え方です。

体調が悪いときは特に、ママは自分をしっかりと優先し、できていないところも「まあ、大丈夫!いいよいいよ!」と気持ちを切り替えて過ごしてくださいね。

まとめ

無理をしすぎて体調が悪化して、結果入院になってしまった知り合いのママがいました。
そうなると家族は余計に心配しますし、子どもは寂しい思いをしますよね。

大切なのは、ママの体調がしっかりと回復することです。

全部できていなくても大丈夫です。
ママの笑顔が子どもにとっては1番の安らぎで、安全基地です。

無理をせず、周りを頼ってくださいね。
そして、1人で頑張りすぎないようにしましょうね。

どうしても誰にも頼れない…
体調の辛さや気持ちの落ち込みがひどくて、どうして良いか分からない…

そんな時には、私にご連絡くださいね。
私にママの話を聞かせてください。
ママのお話を伺いながら、ママが笑顔になれる方法を探すお手伝いをさせてください😊

いつでも待ってます。