赤ちゃんに泣かれることに「怖さ」を感じてしまっていませんか?
赤ちゃんが泣く理由が分からなくて、
おむつ替えたり、ミルクあげたり、抱っこしてあやしたり、
泣かれるたびにオロオロして、
泣き声でイライラしてしまったり、
2人になった時にいつ泣くのか?と不安になって心が落ち着かなくなってしまったり…
赤ちゃんが泣く理由は様々ですが、1つ1つご紹介しながら、理由を突き止める方法と対処法をご紹介します😊
赤ちゃんが泣く理由を知ろう
赤ちゃんは「泣くのが仕事」って聞いたことはありませんか?
この場合、赤ちゃんは「泣くのが当たり前」という意味で言われているかと思いますので、ある意味、正解。
でも、「仕事」という言葉は、私はあまり好きではないので、私は赤ちゃんが泣くのはそれが「赤ちゃんの言葉」だからとお伝えしています。
赤ちゃんはママに「言葉」の代わりに、泣くことで意思表示をしているのですね。
ママに気づいてほしい。
赤ちゃんの気持ちはこれ一択。ママを困らせようなんて気持ちは微塵もありません。
泣くことで、赤ちゃんがママに伝えたいことはたくさんあります。
大きく分けて6つ。
①お腹すいた
②おむつ気持ち悪い
③体のどこかがかゆい、痛い、モゾモゾする
④眠いけど、寝れない
⑤体の姿勢が辛い
⑥ママにかまってほしい(寂しい、怖い)
明確な理由もない場合もあるかもしれませんが、たいていは上記6つの理由のどれかが当てはまります。
赤ちゃんが泣きだしたら、ママは最初に時間を見るのではないでしょうか。
そうすると、
「そろそろミルクの時間だから、お腹空いてきたかな」
「さっきまで寝てたから、ちょっと体の姿勢を変えたくなったかな」
「ミルク飲んだ後だから、おむつが汚れてるのかな」
など、
何かしらの理由に思い至る事と思います。
ミルクも飲んだし、おむつも替えたし、さっきまで寝てた…じゃあ、なんで泣いてるんだ??
となった場合には
③か⑥の理由が当てはまるのかもしれません。
泣き方や泣き声の感じで理由が分かる!という方もいらっしゃるかと思います。しかし、初めての子育ての場合、泣き声だけで判断するのは難しいですよね。
その場合には、赤ちゃんが泣きだした時間やタイミングを確認し、なぜ泣いているのかを考え、1つ1つ対応していくことが必要になります。
焦らずに、1つ1つやってみるので大丈夫です。
赤ちゃんを長く泣かせていたらダメ、なんてことはありません!
泣いていて良いのです。
大切なのは、
赤ちゃんがなぜ泣いているのか理由を考えて、ママがそのための対応をしていること。
赤ちゃんが泣いていることに意識を向けることができていれば、それだけでママはちゃんと赤ちゃんの言葉を受け取れているんです。
泣かせていることに罪悪感なんて感じなくて良いです。
赤ちゃんは泣くことが言葉です。
ですので、赤ちゃんの泣き声にママが反応して、その言葉(泣き声)のために動いているだけで、ママはママとして頑張れています😊
赤ちゃんの夜泣き
ミルク、おむつ、抱っこであやす…何をしても赤ちゃんが泣き止まないってこともあり得ます。
特に、夜。
自分も眠いのに赤ちゃんが泣き止まないときって、ほんとに辛いし、焦りますよね。
ずっと抱っこするのも疲れるし、泣き声に神経を刺激されてイライラするし、赤ちゃんを放り出したくなってしまうときもあります。
赤ちゃんが夜に泣く理由は、上記で紹介した理由とは異なる場合があります。
明確な理由が分からないこともありますが、たいていは下記のような理由が当てはまるかと思います。
①ストレスがかかったとき
②睡眠不足になったとき
③新しい環境にふれたとき
④甘えたいとき
⑤理由は特にない
ストレスがかかると、夜泣きをすることが多いです。
具体的には、
・日中に友達とたくさん遊んだとき
・普段出かけないところに出かけたとき
・旅行したとき
などです。
普段と違った生活や刺激は、成長・発達には欠かせない大切なこと。しかし赤ちゃんにとっては、ストレスになることもあると覚えておきましょう。
また睡眠不足の時はどうしても疲れてしまい、夜に起きてグズグズしやすいです。また寝ようと思っていてもうまく寝られなくて、眠いのに眠れないストレスからグズグズすることもあります。
さらに、保育園に通い始めた、祖父母の家で預かってもらったなど、普段と違う環境の場合も夜泣きが起こりやすいです。大人でも「枕が替わると眠れない」という方もいらっしゃいます(私がこれです)。
新しい環境での生活は、周囲の物音や匂いが変わり、小さなことでも気になりますので慣れるまで時間がかかり、ストレスがかかりますよね。赤ちゃんも同じようにストレスを感じて、夜泣きをすることがあります。
2、3歳ごろまでは、まだまだ大人にたくさん甘えたい時期。なかには兄弟ができて、かまってもらえる時間が減る場合もあり、そのストレスや寂しさから夜泣きをすることもあります。まだまだ大好きなママやパパに甘えたいのです。
ここまで色々な原因を解説しましたが、どれにも当てはまらないのに夜泣きをすることもあります。赤ちゃんの夜泣きは、まだ原因がわからないことも多いです。
また日中に多くの情報を得て脳をフル回転しているため、夜にその情報が残っていて夜泣きをするとも言われます。赤ちゃんの成長の過程ですので、しっかり発達している証拠だと前向きに捉えられるといいですね。
泣き続ける赤ちゃん…やってはいけない4つのこと
何をしても泣き止まず、ずっと抱っこしているのは辛いですよね。
また、赤ちゃんの泣き声でイライラしてしまって、赤ちゃんから離れたいと思う事もあります。
特に夜には、赤ちゃんが泣き続けると心身ともにしんどくなって、怒りが湧いてしまうこともあります。
夜泣きが起こらないように対策することも大切ですが、夜泣きが起こってしまったときにママにやってほしくない(避けて欲しい)4つのことをご紹介します。
①長時間の放置
②大声で怒鳴る
③泣いたらすぐ抱っこ
④自分を責める
赤ちゃんの夜泣きが続くと、ママもストレスで疲れてきますね。
そんな時にやってしまいがちなのが、泣いている赤ちゃんを長い時間放置することです。
赤ちゃんが泣き続けていると疲れてイライラしてしまうため、少し離れるのは問題ありません。しかし、完全に放置してしまうことはやめましょう。赤ちゃんの様子が見える範囲で少し離れて、15分ほど様子を見てみると良いでしょう。泣き止んでそのまま寝てくれることもあります。
私は長男が夜泣きがひどかった時に、イライラしてしまい、5分くらい離れた場所で見ているだけのことも多々ありました。長男の場合にはそのまま寝てくれることはなかったので、その後再び抱っこしていましたが、ちょっとでも離れることで気持ちが落ち着いて、また冷静に頑張れていました。
また、何に対して泣いているのかわからず、怒鳴ってしまう人もいるかもしれません。
私も実際に、怒鳴りたくなることも多々ありました。でも叫びたくなるのをグッとこらえながら、できるだけ冷静に「なんでー??」「泣き止んでよー」なんて話しかけていました。
寝ずに泣き続けることにイライラする気持ちは、私も心底わかります。けれど、大声で怒鳴るのは赤ちゃんをびっくりさせたり、不安にさせてしまうため逆効果になります。やめましょう。
また赤ちゃんを泣き止ませるために、強く揺さぶってしまうケースがあります。強く揺さぶると、頭部が損傷する「乳児揺さぶられ症候群(SBS)」が起こりえます。「高い、高い」のように、あやす程度であれば大丈夫です。ただし乳幼児揺さぶられ症候群の場合、脳出血や失明、知的障害を起こすこともあるので、注意が必要です。
どうしても泣き止まずイライラしたら、パパに代わってもらったり、実家の両親を頼ることを考えましょう。また、最近は夜でも頼めるベビーシッターサービスもありますので、検討してみるのも良いでしょう。理由がどうしても分からなければ小児科で相談することもできます。
泣きだした赤ちゃんにすぐ反応するママにありがちなのですが、すぐに抱っこしてしまうこと。
けれど、この行為は夜泣き赤ちゃんには逆効果になる場合があります。うとうとして泣いているときにすぐに抱っこをすると、逆に覚醒してしまい、さらに泣いてしまうことがあるのです。
ですので、夜に赤ちゃんが泣きだしても、小さ目の泣き声の場合は少し様子を見てみることをお勧めします。大きな声での泣き方になった場合に、近寄って声をかけてみて、なぜ泣いているのかを確認していきましょう。
赤ちゃんが泣き続けるときの対処法
赤ちゃんの夜泣きは、成長の過程でどうしても起こることです。
原因があれば対処ができますが、はっきりした原因のない夜泣きに対しては、ママが頑張ってもどうしようもないこともあります。そんな時に自分を責めてしまうかもしれません。
しかしママがうまくあやせないから、接し方が問題だから、と自分を責める必要はありません。子どもの成長過程で仕方がないと考え、必要以上に責めないようにしましょう。
では、泣き続ける赤ちゃんに対してどうしたら良いのか??
ママにやってほしい4つの対処法をご紹介します。
①睡眠環境を整える
②ミルク、授乳をしっかりめに
③たくさんスキンシップをとる
④寝る前ルーティンをつくる
まず大切なのは、赤ちゃんがしっかりと眠れる環境を整えることです。
赤ちゃんが安心して眠るには、環境がとても大切。大人の話し声や、扉の開閉などの生活音で起きてしまうこともあります。少しの生活音も出さないのは難しいですので、神経質になる必要はありませんが、赤ちゃんが途中で起きることがないように、部屋の調光や温度などには気をつけましょう。
よく勘違いされていることは、必要以上に着せ過ぎていること。
赤ちゃんは体温が大人よりも高めですので、1枚少なめの薄着を心掛けましょう。夜に厚着をさせていると、眠いっている間に汗をかいて不快になり起きてしまう原因ともなりえます。
また、眠る前にはミルクや母乳を与えて、しっかりお腹を満たしてあげることも大切です。赤ちゃんはまだ生活リズムが整っておらず、ミルクや母乳は1回で必要量を飲みきれないことも多いです。
そのため、お腹が空いて夜泣きをすることもあります。夜の就寝前にはしっかりとお腹を満たした状態にしてあげることで、空腹で起きることが少なくなります。
夜泣きの原因の1つに、「甘えたい」ことをご紹介しましたね。
おむつは汚れておらず、ミルクを飲んで満腹なのに、何をしても泣いている時もあるでしょう。そんな時は、しっかりスキンシップをとり、思う存分甘えさせてあげましょう。
赤ちゃんは十分に甘えられないと、夜泣きという形で甘えることもあります。赤ちゃんを抱っこしたり、手を握って話したりすると、安心して泣き止むことでしょう。寝る前にしっかりとスキンシップをとり、甘えられると夜泣きが減らせるかもしれません。
私がベビーマッサージ教室をしていた時に、教室に来て頂いたママからは
「ベビマをした日はぐっすりと眠ってくれる」
「夜の寝つきがとても良い」
とご感想をいただいていました。
抱っこしてあやすほかに、ベビーマッサージを取り入れることも良いでしょう😊
また、寝る前のルーティンを決めることもおすすめです。
寝る前は毎日同じ流れにすることで、赤ちゃんもこれをしたから寝る時間と認識しやすくなります。
寝る前ルーティンは絵本の読み聞かせ、音楽を聞かせるなど、何でもかまいません。単に、照明を落とすということでも大丈夫です。できそうなことから始めてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
赤ちゃんの泣く理由や、泣き続けるときのNG行為や効果的な対処法についてご紹介してきました。
ママと赤ちゃんに当てはまることを1つ1つ考え、試しながら、できることを取り入れてみてくださいね。
赤ちゃんが泣くのは、ママに伝えたいことがあるから。
泣き声は赤ちゃんの言葉です。
イライラすることもたくさんあると思いますが、怖がらずに焦らず、赤ちゃんの言葉を受け取ってあげてくださいね。
どうしても赤ちゃんが泣き止まない、夜泣きが続く、と悩まれたら、近くの小児科にご相談さてみてくださいね。
または、私にご連絡ください😊
ママと赤ちゃんの状況を伺いながら、一緒に対策を考えていきます。
1人で育児は抱え込まないことが、ママが赤ちゃんと一緒に笑顔で過ごせる秘訣です。
ママが今日も笑顔で過ごせますように。