精神崩壊からの脱出!私がママでいられる理由

コラム

子育ての大変さやイライラで
「自分は母親失格だ」
「もう子育て辞めたい…」
と思ってしまうことはありませんか?

子どもが泣くたびに自分も泣きたくなったり
泣き声にイライラして頭がおかしくなりそうな
自分が自分じゃないような感覚になること
ありませんか?

私は3人目の出産後に産後うつになりました。

些細なことでもイライラが止められず
小さな我が子に対しても感情的に怒鳴ったり
夜の授乳をしながら泣いてしまったりしていました。

挙句の果てには、
「自分はいない方が子どもたちのためになるのだ」
とまで思いつめました。

当時、我が家は31階建ての高層マンションの最上階に住んでおり、
飛び降りれば確実に生きてはいられない。

その高さが分かっていながら、
ベランダに出て、
手すりから下を覗き込んで
泣きじゃくったこともありました。

あの時の私は限界で、
精神的に崩壊していました。

自分が自分ではなくなったような感覚で
次は何をしてしまうのか制御できず、
自分のことを自分で怖いと思いました。

それでも、誰かに話を聞いてもらいたいという思いはありました。

保育園の一時保育や、子育て支援員さんに電話をしたりして
3人の子育ての大変さやワンオペが辛いということも
話していました。

話を聞いてくださった方々はみんな共感を示してくださり、
辛い時は頼ってくださいと仰ってくださっていました。

でも、私は心の奥底にある辛さや孤独感については
話せなかったんです。

心を開けなかった…
心底頼ることができなかった…

なんででしょうね…

きっと自分のプライドとか、
罪悪感とか、
いろんな感情が邪魔していたのだと思います。

だから、
自分の辛さは他の人には分かってもらえない。

勝手にそう思いこんで、
誰にも話せず、誰にも頼れず、
1人で抱え込んでいました。

誰にも本音を話せなくて、
心を開く勇気もなくて、
結局、ずっと孤独。

毎日泣いて自分に絶望しながらも
いつかこの辛さはきっと終わると自分に言い聞かせながら
1人でひたすらに耐えていました。

でもね、
今も私は生きています。

今も子どもたちと一緒に暮らしています。

ちゃんと笑顔で穏やかに過ごせています。

それはなぜなのか?

それはやっぱり
子どもたちがいてくれたおかげです。

不思議ですよね。

子育てが辛くなるのは子どもを育てているからなのですが、
子育てが楽しくなるのも、
やっぱり
子どもを育てているからなんですよね。

子どものおかげで、私は母親(ママ)でいられるんです。

子どもたちがいるから、
私は今も生きていて、
笑顔で暮らしていられるんです。

子どもたちがいなかったら、
きっと私は今ここにいなかった。

そして、
ママでいることはできなかったと思います。

私が産後うつでひどい精神状態だったあの1年間、
長男と長女は毎日とても不安だったと思います。

私に甘えられない寂しさや不安で
どうしていいのか分からないまま
一生懸命だったと思います。

子どもたちには心の底から感謝しています。

幼少期に与えてあげられなかった安心感と愛情を
今はたくさん、たくさん、
私のできる全パワーで与えてあげたいと思っています。

時間は巻き戻せないから、
今できる限りのことをしてあげたいと思っています。

子どもたちは
私の人生で一番大切な存在です。

間違いなく、私の宝物。

ベランダに出た私を現実に引き戻し、
ママでいさせ続けてくれたのは当時4歳の長男です。

ベランダで泣きじゃくる私に
「ママ?」
と心配そうな顔で声をかけてくれました。
小さな妹の手を繋いで。

あの時長男が私に声をかけてくれなかったら
私はきっと今を生きていなかったかもしれません。

今その長男は夢中になれるものを見つけ、
日々そのことにエネルギーを注いでいます。

将来の進路もその方向で決めています。

彼が自分の人生を自分の足で歩み、
失敗も成功も自分の糧として生きていくことは
私の誇りです。

そして、私にそのチャンスをくれた長男に
感謝でいっぱいです。

ありがとう。

私がママでいられるのは
子どもたちのおかげです。