【子どもが自然と自立する】子育てママにぜったい使ってほしい!魔法の話し方

子育ての秘訣

イヤイヤがすごすぎてママも感情的になってしまい、うまく話が伝わらずいつも強制的な行動になってしまったり、子どもの大泣きが長引いて結局何もできずに疲れるだけ…

どうやって子どもに話したら良いのか悩んでいる…

そんなご相談を子どもが保育園に通われているママさんから受けました。

悩みますよね、子どもへの話し方。
私も第1子が0歳のころは、あやすような話しかけしかできませんでした。

特に子どもが小さければ小さいほど、大人と話す時のようにはいきませんので、言葉を選んだり、話し方を替えたり、どうしたらうまく伝えられるのかと、悩むのではないでしょうか。

今回は、大泣きやイヤイヤ期の子どもへの話しかけ方、子育てママにぜひ使ってほしい、子どもを自然と自立へと導く話しかけ方をお伝えしていきます。

質問形式

赤ちゃんは生まれたばかりのころは、目がまだはっきりと見えません。けれど多くの場合、耳はしっかり聞こえています。

生まれてすぐの時から、ちゃんとママの声を聞き分けているとされていて、周りの話し声や物音にもしっかり耳を澄ませています。

ですので、ママには早い時期から赤ちゃんにたくさん話しかけて、言葉のシャワーを浴びせさせてほしいと思います。そうすることで、赤ちゃんは言葉を脳内にたくさん蓄積することができ、その後の言葉の発達に繋がっていきます。

では、どんな風に話しかけてあげるのが良いのか?

それは、

質問形式で話しけること

例えば、おむつを替えるとき、
「おむつを替えるよ」ではなく、

*おむつを替えようか?

ミルクをあげるとき
「ミルクを飲もうね」ではなく、

*ミルクを飲もうか?

お出かけするとき、
「これからお外に行くよ」ではなく、

*お外に行こうか?

答えはYes/Noで答えられる形で構いません。

質問形で話しかけてあげることで、0歳の赤ちゃんのころから質問に答えようとする言語的な脳内反射を鍛えることができます。

そして、成長とともに自分で考えることができる思考法を自然と身に着けることができるんです

1,2歳と成長してくると言葉が発達してきます。

その時にも同じように質問形式で話しかけてあげてください。
「〇〇するよ」ではなく、「○○しようか」が基本形です。

「保育園に行こうか」
「着替えようか」
「ご飯を食べようか」

自我が芽生えてきて、「イヤ(No)」という反応が返ってくることもあるかと思います。

その際は一旦「イヤ」を受け止めて、「じゃあ、どうしようか」「どうしたい」と聞いてあげてください。
小さな子どもは理由をうまく説明できませんので、「なんで?」はタブーです。

代わりに何がしたいのかを聞いてあげること。

自分がしたいことなら、子どもは答えやすくなります。
言葉がうまく出てこなくて「イヤイヤ」が続いてしまう場合には、ママが子どもの気持ちを想像して代弁してあげることが大切です。

「これがよかったの?」
「こうするのはどう?」

そう聞いてあげた後、子どもが落ち着くようでしたら、どう伝えることが良いのかを教えてあげてください。

「○○したい」「○○が嫌だった」と言うんだよ、
という感じです。

そして、ちゃんと伝えることができたら、
「話してくれてありがとう」
と子どもにママからの感謝を伝えてあげてほしいと思います。

小さなころから質問形式で話しかけてあげることで、子どもは質問に対する自分の答えを探し、言葉を選ぶようになっていきます。そして、イヤイヤ期になるときには、自分がどうしたいのかを言葉で伝えられるようになっていきます。

子どもが何をしたいのか、何を考えているのか、ちゃんと言葉で伝えることができたら、ママはずっと楽に子育てができますよね😊

0歳の頃に質問なんてしても分からないだろう…と思わずに、ぜひ子育てに取り入れてほしいと思います。

アイメッセージ

質問形式での話しかけを0歳から実践していても、子どもはイヤなことや、思い通りにいかないことには癇癪を起したり、大泣きをして激しい感情を表すことがあります。

そんなとき、ママはどうしたら良いと思いますか?

まず大切なのは、
泣き止ませて、話が聞ける状態にもっていくこと。

大泣きしている子どもに、

「だから言ったでしょ!」
「泣いてたって分からないよ!ちゃんと口で言いなさい!」

なんて言ったところで、伝わるわけがありませんし、子どもが言葉で冷静に話せるわけがありません。

怒りや悲しみが絶頂になって大泣きしている時に言葉で伝えろと言われても、大人でも難しいですよね…

ですので、大泣きしている子どもを相手にする場合には、まずは泣き止むまで静かに待つこと。そして、静かな口調で、冷静に話すことが必要です。

そして、話しかけるときには

質問形式+アイメッセージ

このアイメッセージ、聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

シンプルに、ママはどうしてほしいのか、どうしてくれたら嬉しいのかを伝えることがアイメッセージです。

アイメッセージのポイントは、ママを主語にして伝え、子どもの気持ちを否定しないことです。

「〇〇してくれたらママは嬉しいな」
「どうしたいのか教えてくれるとママは助かるな」

など。

ママがネガティブな感情になっているときにも、その理由をちゃんと伝えることが大切です。

例えば、
買い物に行ったスーパーで子どもが疲れて歩くのを嫌がるとき、経験したことありませんか。

抱っこをせがんでぐずりだしたけど、ママは荷物があるから抱っこできない…自分で歩いてねと伝えると、イヤイヤ爆発&大泣きコース。

経験があるママも多いのではないでしょうか。

そんな時、ママはどうしますか?

・あきらめて荷物も子どもも抱っこする
・大泣きさせながら手を無理やり引っ張って歩かせる
・その場で硬直する

このとき、ママができる最善の対応はこれです!
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まずは人の邪魔にならない場所に移動して、泣き止むまで待つ。
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そして、泣き止んでから、

「どうしたかったの?」
と聞いてあげください。

「抱っこがしてほしかった」
「ちょっと座って休みたかった」
あるいは、
「喉がかわいていた」
なんて理由もあるかもしれません。

子どもが泣く理由は疲れて歩きたくないから、というだけではなく、別の理由がある場合もあります。
その理由を、時にはママが代弁したり、問いかけてあげながら引っ張り出してあげてほしいと思います。
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その上で、アイメッセージ

「ママ、今お荷物が多くて困っているんだよね。だから○○ちゃんが手伝ってくれると助かるな」
「お買い物がたくさんあってちょっと疲れてるから、今は1人で歩いてくれると嬉しいな」

きちんと理由を話してあげたうえで、ママの気持ちを伝えると、子どもは自分の気持ちを否定されたとは感じません

例え、疲れていて歩くのがしんどくても、ママから「助かるな」「嬉しいな」と言われると、気持ちを落ち着かせて頑張ることができるのが子どもです。

ですので、頑張って歩いてくれたり、我慢してお手伝いをしてくたなら、必ずギュッと抱っこして、褒めてあげてください

ほめるときにも、アイメッセージ

「○○ちゃんが頑張ってくれてママは嬉しかったよ」
「○○ちゃんが手伝ってくれたからママは助かった、ありがとう」

子どもは、泣いている時に「なんで!」と問われると、責められているように感じてしまいます。

責められていると感じてしまうと子どもは委縮してしまい、自分の気持ちや考えを伝えることができなくなってしまいます。

ですので、泣いている時には「なんで」と理由を問うことは避けましょう。

代わりに、泣きやむまで黙って傍にいるか、膝に抱っこしてスキンシップを取ってあげてほしいと思います。

気持ちが落ち着けば、子どもはママの言葉をちゃんと聞くことができるようになります。

しかし、ママも人間です。

子どもが大泣きしていたら、泣き声につられて、ついイライラして感情的になってしまうこともあります。

それで大丈夫です。ママは悪くありません。

でも、ママが子どもの大泣きや癇癪に感情を左右されず、子どもの気持ちを上手に引き出すことができる方法がちゃんとあります。

今できなくても、それが悪いことではありません。
これからできるようになっていけば良いのです。


ママが感情をコントロールして、子どものイヤイヤを冷静に受け止めることができるようになる方法は、別のブログでご紹介しています。
こちらをご覧ください。「子どものイヤイヤ!今日からできる最強の対処法」

おわりに

子どもは大泣きをするとき、ママを困らせようとは思っていません。

ママに自分の気持ちを分かってほしい、といつも思っています😊

ですから、ママには子どもの気持ちを引き出せる話しかけ方を実践してほしいです。

質問で話しかけ、その答えを受け止め、もしそれが実行不可能な場合でも、否定はしない。

そして、アイメッセージでどうして欲しいのかを伝える。

時間はかかることもあるかもしれませんが、子どもはママの気持ちをちゃんと分かろうとしてくれています。

ですので、ママにも、子どもの気持ちを分かろうとしてほしいと願っています。

子どもが自分の考えを持ち、言葉でコミュニケーションが取れるようになることが、子育てをスムーズにするコツでもあります。

いつでもママを応援しています😊